札幌支部支部長　　水戸部　功（15期）　　

８月21日に開催されました第32回札幌支部総会におきまして札幌支部支部長としてご承認いただきました。

思えば、卒業してすぐに同窓会に理事として入り、もう34年になります。長い下積み生活を経て、総務部長、札幌支部専務、副支部長と前大嶌支部長と同じ道を辿って参りました。

総務部長をやっていたあたりで、「末は支部長だな」なんて本当に冗談で言っていたことがありましたが、それが現実になるとは夢にも思いませんでした。初代の４期の阿部支部長、次の５期の渡辺洋支部長から12期の渡邊岳彰支部長へは大きく若返りましたが、７年経って13期の大嶌支部長、そして８年経って15期の私であります。若い先生の活躍が叫ばれる中、15年経って３期若くなっただけなので年齢的には後退した遅咲きの支部長です。

この30数年の間に同窓会や歯科医師会を取り巻く状況も随分と変わってきました。札幌支部会員数も500名を数えようとしています。会員数もさることながら、会員の動向も以前は卒後、勤務医そして開業という流れでしたが、今は退職、閉院する先生も増え道支部には非就業会員という区分もできています。開業してから勤務医になったり、道支部の開業会員から札幌の開業会員になるなど動向が多様化しております。昔は何期の誰がどこで開業と頭に入ったものですが、そのような時代ではなく会員管理というものが重要になってきていると痛感しております。卒業生や会員の動向の把握に努め、適宜同窓会への登録案内、会員区分の変更など不公平のないように対応できるシステムを確立して、同窓会としての組織率を高めることが大切だと考えております。

また札幌歯科医師会においても、少数校と言われた時代から今は会員数の１/４を超え、一番多い存在となり、北大に期待される部分が大きくなってきています。今も多くの先生方が出向されて活躍されていますが、人づくり、さらなる人材を育てていくことが、北大に求められるようになっており、またその責任もあると思います。

歴代の支部長の築いてきた同窓会を引継ぎ、よりしっかりとした基盤を作り、次の世代にバトンタッチするのが、自分の仕事と考えております。そのためにも理事、役員をはじめ会員の皆様のご協力が不可欠です。遅咲きの支部長で何年できるかわかりませんが、在任の最高齢記録はあまり更新したくはありませんが、頼れる同窓会を目指して頑張ります。ご協力のほどよろしくお願い致します。